薄毛の原因や種類、そのメカニズムとは?薄毛に効果的な治療法やその効果の違いも紹介
2023.07.07

薄毛の原因や種類、そのメカニズムとは?薄毛に効果的な治療法やその効果の違いも紹介

「髪の毛が細くなった」「髪の毛の量が減った」など、髪の毛が薄くなることに悩んでいる人もいるのではないでしょうか。薄毛は男性だけでなく、女性にも大きな問題です。薄毛の原因は様々で、原因に応じた治療法があります。

男性の場合、薄毛の大きな原因のひとつは男性型脱毛症(AGA)です。AGAは遺伝的な要因が大きく関わっており、薄毛の進行度合いを示す分類もあります。薄毛の原因がAGAであると診断されたときには、飲み薬や塗り薬などで進行を抑える治療が行われるのが一般的です。

本記事では、薄毛の種類や原因、進行度合いの見分け方、AGAの治療法について網羅的に解説しますのでご参考ください。

目次

  1. 薄毛の原因やその種類とは?
  2. 男性の薄毛の主な原因、AGAとは?
  3. 薄毛の進行度合いの見分け方とは?
  4. 男性の薄毛(AGA)の治療法とは?
  5. 薄毛治療はどれくらいで効果がでる?
  6. 薄毛治療中に避けたい行動とは?
  7. まとめ

薄毛の原因やその種類とは?

薄毛の原因は様々であり、遺伝的な要因や加齢、ホルモンバランスの変化、ストレス、自己免疫疾患などが挙げられます。 そのため、薄毛治療は原因に応じた治療法を選ぶことが大切です。

薄毛には、以下でご紹介するように大きく3つの種類があります。

  1. 男性型脱毛症
  2. 女性型脱毛症
  3. 一時的な脱毛

それぞれ詳しく解説しますので、続きをお読みください。

男性型脱毛症(AGA)

男性型脱毛症(AGA)は、男性ホルモンであるテストステロンが5α還元酵素の働きによってジヒドロテストステロン(DHT)に変換されることによって薄毛となる病気です。DHTがヘアサイクルの成長期を短くするため、髪の毛が十分に成長できず細く短くなります。

男性ホルモンが影響するため、思春期以降に発症する病気です。早い人では、20代から症状がでる人もいます。AGAは、遺伝的な要因が大きく、祖父や父親がAGAである場合、自分自身も発症する可能性が高いでしょう。

女性型脱毛症(FAGA)

女性型脱毛症(FAGA)も男性型脱毛症と同様に、DHTが原因となる薄毛の種類です。

女性の場合、頭頂部の広い範囲の髪の毛が薄くなることが多くなっています。症状がでやすい時期も男性と違い、更年期に多発します。更年期は、女性ホルモンの分泌が少なくなるため、男性ホルモンの影響を受けやすいためです。

女性の脱毛症は男性ホルモンの影響だけでは説明できない病態もあるため、国際的に女性型脱毛症という病名を使うことが多くなっています。

一時的な脱毛

一時的な脱毛は男性にも女性にも起こります。免疫系の異常によって毛包がダメージを受ける円形脱毛症やひこう性脱毛症などがあります。ひこう性脱毛症とは、頭皮にかゆみや炎症を起こし、ふけが出て、薄毛を伴う脱毛症です。

男性の薄毛の主な原因、AGAとは?

男性の薄毛の主な原因はAGAです。AGAとは、遺伝的素因およびアンドロゲンが関与する進行性の脱毛症のことをいいます。ここでは、AGAの症状や原因、治療法についてご紹介します。

AGAの症状と原因

AGAは、男性ホルモンのひとつであるジヒドロテストステロン(DHT)がヘアサイクルの成長期を短くし、髪の毛が十分に成長できずに抜け毛が増え、薄毛となります。AGAの症状は前頭部や頭頂部に現れるのが特徴的です。

AGAの原因は遺伝的要因が大きく、両親や血のつながった親戚にAGAの人がいる場合、AGAを発症する可能性が高くなります。AGAは、早い人は20代から症状が現れ、治療をせずに放置しておくと症状が進む病気です。

AGAの進行のメカニズムとは?

AGAは男性ホルモンであるテストステロンが、5α還元酵素の働きによってDHTという物質に変わり、髪の毛が十分に成長できずに発症する病気です。AGAが進むメカニズムも同様です。

髪の毛は、頭皮から必要な栄養を取り入れて成長しますが、DHTの影響で髪の毛の成長する期間が短くなると、髪の毛が十分に成長しないまま退行期を迎えます。その結果、髪の毛が細く、薄くなり抜け毛が増えAGAが進行します。

AGAの進行を止めるためには、DHTの作用を抑制することが必要です。

AGAの原因

AGAにはホルモンバランスの乱れやストレス、疲労など様々な原因がありますが、遺伝的な要因が大きな割合を占めています。AGAの原因についてくわしく解説しますので、ご参考ください。

遺伝的原因

AGAの大きな原因は遺伝です。

テストステロンは5α還元酵素によってDHTへ変換されますが、5α還元酵素の活性度は遺伝しやすいと考えられています。5α還元酵素の活性度が高いと、DHTが多く作られるため、AGAを発症しやすいでしょう。

DHTに対する感受性も遺伝すると考えられており、DHTに対する感受性が高い人ほど、AGAの発症リスクが高くなります。AGAの発症に関わる遺伝子の存在も報告されているため、AGAの発症には遺伝的要因が大きく関与します。

AGAの原因の多くは遺伝ですが、遺伝だけがAGAを発症する原因ではありません。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスが乱れることで、薄毛の原因となるヘアサイクルに乱れが生じる可能性が高くなります。男性ホルモンであるテストステロンがDHTへ変換され、薄毛を引き起こすAGAを発症します。

女性でもテストステロンは少量分泌されていますが、男性よりも少なく、また卵巣から分泌されるエストロゲンの影響で髪の毛は成長します。そのため、女性においては男性よりも薄毛になりにくいとされています。女性ホルモンの分泌量が減る更年期以降に女性型のAGAを発症しやすいでしょう。

ストレスや疲労

ストレスや疲労によってAGAを発症するというわけではありませんが、ストレスや疲労は頭皮環境を悪化させるため、薄毛の原因となります。

強いストレスがかかると血行が悪くなり、頭皮や髪の毛へ十分な栄養が行き届きません。また、皮脂の分泌が増えて、頭皮環境が悪くなり髪の毛まで栄養が届きにくくなります。

ストレスがAGAの直接の原因ではありませんが、ストレスによって薄毛となり、AGAの進行をすすめる可能性があります。

AGAの治療法

AGAの治療方法には内服薬・外用薬・注入療法・植毛などがありますが、初期の段階では、内服薬や外用薬による治療が一般的です。内服薬と外用薬の治療方法は「男性の薄毛(AGA)の治療法とは?」の見出しで詳しくご紹介します。

ここでは、注入療法と植毛についてご紹介します。

注入療法とは、注射針などを使って髪の毛へいい薬を頭皮に直接注入する方法です。効果は注入する薬剤によって異なります。内服薬と外用薬と一緒に使うと効果が現われるまでの時間が短くなることが期待されています。

植毛とは人工の髪の毛や自分の髪の毛を移植する方法です。ガイドラインでは自毛植毛が推奨されています。

薄毛の進行度合いの見分け方とは?

薄毛が進行している度合いによって薄毛の状態を分類する方法があります。欧米で使われている分類は、ハミルトン・ノーウッド分類です。日本では、高島分類が使われています。それぞれ詳しくご紹介します。

ハミルトン・ノーウッド分類

ハミルトン・ノーウッド分類は、男性型脱毛症の進行を分類するために用いられる分類方法です。この分類によって、薄毛の状態を客観的に評価することができます。ハミルトン・ノーウッド分類には、7つのステージがあり、数字が大きくなるほど重症です。

治療を開始する前に、医師が薄毛の進行を確認し、進行度合いに合わせた適切な治療方法を提案します。ハミルトン・ノーウッド分類は、治療後の効果を評価するための指標としても用いられます。治療を開始する前と治療後の薄毛の状態を比較し、治療効果の確認をするときにも使う指標です。

高島分類

高島分類は日本人向けに応用した分類方法です。日本人の場合、頭頂部がO型に脱毛していくことが多いため、ノーウッド・ハミルトン分類につむじの脱毛があるかないかを加えた高島分類が一般的に使用されています。

基本的には、薄毛の進行具合を反映した7段階で薄毛が分類されます。

ルードヴィッヒ分類

ルードヴィッヒ分類は女性の薄毛の進行度合いを分類する方法です。男性と女性では薄毛の進行状態が違います。ルードヴィッヒ分類では、3段階に分けられます。

1型:生え際までは影響を受けておらず、頭頂部の毛髪が細くなっている状態

2型:頭頂部全体が薄くなり、地肌が目立つ状態

3型:頭頂部の薄毛がさらに進行し、地肌が露出した状態

男性のハミルトン・ノーウッド分類と同じように、数字が大きくなるほど脱毛が進んだ状態です。

薄毛の進行度合いはあくまでも目安であり、判断する人によって評価が違うこともあるでしょう。薄毛の進行状態が気になる人は、専門の医療機関を受診して、医師の診断を受けてください。

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男性の薄毛(AGA)の治療法とは?

男性のAGA治療は、AGAの進行を抑制する内服薬と外用薬が中心です。進行度合いによって、医師と相談しながら、治療薬を選択することが多いでしょう。

内服薬

AGA治療で使われる内服薬は、テストステロンをより活性の高いジヒドロテストステロン(DHT)に変換する1型及び2型の5α還元酵素を阻害し、テストステロンからDHTへの変換を抑制します。

内服薬の主な種類と効果とは?

2023年4月時点で厚生労働省に認可されているAGA内服薬は、プロペシアとプロペシアのジェネリック医薬品(フィナステリド)、ザガーロとザガーロ(デュタステリド)のジェネリック医薬品です。

プロペシアは1型、ザガーロは1型と2型両方の5α還元酵素を阻害します。どちらの医薬品も男性における男性型脱毛症に効能および効果が認められています。

AGA専門クリニックによってはミノキシジルの内服薬を処方しているところもありますが、ミノキシジル内服薬は厚生労働省から承認されていない薬です。ミノキシジルの内服薬が承認されている国はなく、ガイドラインでも推奨されていません。

内服薬に作用はある?

全ての薬に副作用があるようにAGA治療薬にも副作用が報告されています。

特に注意しなければいけない副作用は肝機能障害です。黄疸などの症状が現れたときは、すぐに医師や薬剤師へ相談してください。服用をする前に内服薬を服用できるか調べるために、血液検査をするクリニックもあります。

また、約1%の頻度で、勃起不全・性欲減退・射精障害の副作用があらわれることが報告されています。

外用薬

国内で使われるAGA外用薬には、ミノキシジルがあります。ミノキシジル外用薬は男性用発毛剤で第1類医薬品として厚生労働省に認可されています。

外用薬の主な種類と効果とは?

第1類医薬品として認められている外用薬はミノキシジルとミノキシジルのジェネリック医薬品です。育毛剤は医薬品ではないため、薄毛治療の効果は期待できません。

ミノキシジル外用薬は壮年性脱毛症における発毛・育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防に効果があります。ミノキシジルは、直接毛包に働いて、細胞の増殖やタンパク質の合成を促進することによって発毛作用を示します。

外用薬には副作用はある?

ミノキシジル外用薬で報告されている副作用は、塗布した部分に生じるかゆみや炎症、頭痛、めまい、胸の痛みなどです。医薬品に含まれているミノキシジル濃度が高いほど、副作用も出やすくなります。

副作用と思われる症状があらわれた場合には、使用を中止し、ひどい症状の場合は医師へ相談しましょう。

薄毛治療はどれくらいで効果がでる?

髪の毛の成長には時間がかかり、個人差も大きくなっています。一般的に3〜6カ月使用後に効果を感じる人が多くなっています。内服薬や外用薬を6カ月使用しても症状の改善が認められない時は、医師へ相談してください。

治療方法ごとの効果の違いとは?

ミノキシジル外用薬は効果を感じられるまでに4〜6カ月かかります。毛髪の成長には時間がかかるため、個人差も大きいでしょう。6カ月使用しても症状の改善が認められない時は、医師へ相談してください。

内服薬(プロペシアやザガーロ)の服用をはじめて3カ月で効果が現われる人もいますが、一般的に6ヵ月服用を続ける必要があります。6カ月服用しても効果が現れないときは、医師と相談し服用を中止することもあります。

個人差や進行度合いによる効果の差異はある?

どのような治療方法を選んでも、個人差やAGAの進行状況によって効果が異なります。早い段階で治療を開始した方が効果を感じやすく、進行を抑えられます。

AGAは進行する病気であるため、早期に治療をはじめることが大切です。

薄毛治療の注意点

薄毛治療の注意点は、医師の指示どおりに服用することです。例えば、治療を自己判断で中止したり、処方された薬を他の人へ譲ったりしないようにしましょう。

内服薬の治療を受けている人は、錠剤を割ったり、カプセルをつぶしたりせずに服用してください。プロペシアやザガーロの成分に触れると皮膚から有効成分が吸収されます。妊娠している女性では、男児の生殖器官などに影響を及ぼすおそれがあります。

ザガーロを服用している人は前立腺癌の検査で検査の結果(PSA値)に影響を与えるため、ザガーロを服用中であることを担当の医師へ伝えてください。また、ザガーロ服用中、およびザガーロを最後に服用した日から6カ月間は献血ができません。

AGA治療薬の個人輸入にも注意が必要です。AGA治療薬の中には、海外から個人輸入できるものもありますが、国内で承認販売されている医薬品と比べて危険性が高くなります。個人輸入した薬の中には有効成分と違う成分が入っている薬も発見されているため、思いもよらない副作用が起こることもあります。

AGA治療薬を使うときは、医療機関を受診して、厚生労働省で認可されている薬を処方してもらいましょう。

薄毛治療中に避けたい行動とは?

薄毛治療中に避けたい行動は、以下のふたつです。

  • 1~2か月の短期間で諦める
  • 自己判断で治療をやめる

それぞれ詳しく解説していきます。

1~2カ月の短期間で諦める

薄毛治療をはじめて1〜2カ月で治療を諦めるのは避けてください。

AGAによる薄毛はDHTによってヘアサイクルを乱れることによって引き起こされます。通常2〜6年とされる髪の毛の成長期が数ヶ月に短縮され、髪の毛が太く成長する前に抜けてしまい薄毛になります。

ヘアサイクルを元に戻すには、少なくとも3カ月以上はかかるため、薄毛が改善しない場合でも6カ月を目安に治療を続けてください。

治療を自分の判断でストップする

治療を自己判断でストップするのも避けましょう。AGAは治療を中止すると、再び症状が進行します。発毛効果が得られて状態を維持するためには、治療を続ける必要があります。万が一、治療を中止するときは、医師と相談してからにしましょう。

薄毛治療をやめるとどうなる?

内服薬や外用薬を使って発毛効果が得られた後に薄毛治療をやめてしまうと、再び髪の毛が元の状態に戻ります。しばらくすると、AGAの症状が進行し薄毛に戻るため、治療を続けることが大切です。

まとめ

薄毛は、外見的特徴から、自他共に目立ちやすくなります。髪の毛が細くなり、毛量が減り、薄毛が気になる人は、薄毛の原因を見つけることが大切です。薄毛になる原因はストレスや生活習慣の乱れなど様々な要因が重なり合って起こります。

薄毛に悩むと自信が失われ、パフォーマンスに影響を与えることもあります。薄毛が外見上の問題であることを認識し、自己肯定感を高めることができるように、自分自身を肯定する方法を見つけましょう。

薄毛には、原因に応じて治療の選択肢があるため、実績のある医療機関を受診し、専門の医師へ相談することが大切です。適切な治療を受けながら、生活習慣や栄養バランスの改善、ストレス発散、運動なども取り入れてください。

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